【お茶の種類:品種】台湾高山茶のメインは青心烏龍

 
 お茶は、チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)というツバキ科ツバキ属の常緑樹です。犬のなかに秋田犬やレトリバーやダックスフントなどの犬種があるように、チャノキにも多くの品種があります。台湾でお茶をつくるために栽培されている品種をご紹介してまいります。

 
 中国福建省から伝来した由緒ある四大名種のひとつでもあり、現在台湾でもっとも多く作付けされている一番人気の台湾茶の品種であるのが、「青心烏龍」です。産地では軟枝烏龍とも呼ばれ、種籽、玉叢などと呼ばれることもあります。

 
 チャノキは大きく大葉種と小葉種に分かれます。葉っぱの大きさだけでなく、大葉種は小喬木(喬木は高い木、小喬木はさほど丈はないけど、中心に幹があって、そこから枝分かれしていく木)で、小葉種は灌木(低い木、幹がなく地面に近いところからすぐに枝分かれする木)です。青心烏龍は小葉種に属し、樹形はやや小ぶりで、葉は長楕円形で、部分発酵の青茶(=ウーロン茶)をつくるのに適した茶種です。

 
台湾茶 高山茶 青心烏龍の茶樹

 
 青心烏龍は、製茶すると質のよいお茶になります。病虫害や干ばつには比較的弱い品種ですが、とにかくいいお茶ができるということで、各産地ではこぞってこの品種を栽培しています。台湾の標高1000m以上の土地で栽培されたお茶を高山茶といいますが、標高が高くなると害虫が少ないので、高山茶の品種はほとんどがこの青心烏龍です。

 
 干ばつにも弱いので、日照りが続くと樹勢が衰えてしまうことから、傾斜のきつい高山の茶畑でも灌漑施設は欠かせません。
 

台湾茶 スプリンクラーで灌漑する高山茶の茶畑 茶摘み風景 
 標高2200mの茶畑、茶摘み娘たちの傍らに灰色のパイプが立っているのが、スプリンクラーです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 台湾茶 スプリンクラーで灌漑する高山茶の茶畑 茶摘み風景
 
 灌漑用の水をタンクに貯蔵しておいて、スプリンクラーで茶畑に散布します。ひでりに弱い青心烏龍には、山の上でも、水やりは欠かせません。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 高山の険しい地形のところに多額の設備投資で灌漑施設を設け、収穫は手摘み、それがゆえに、台湾の高山茶は平地で採れるお茶の何倍もの値段になりますが、それだけよいものができるのが、青心烏龍という品種です。

 
 当店の商品も多くが、この青心烏龍という品種を使ったお茶です。

 
 


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