凍頂烏龍茶って、いったいどんなお茶?

 台湾茶でいちばん有名なのが凍頂烏龍茶、台湾茶の代名詞ともいえます。
では、凍頂烏龍茶って、いったいどんなお茶なのか?という問いに関しては、私どもが知る限りでも、台湾では3つの考え方があります。
 

凍頂山麓 麒麟潭の景色 
 
 
1.しっかり発酵焙煎した伝統的な風味のウーロン茶

 
 当店で「凍頂烏龍茶」と銘打って販売する商品を実際につくっている茶師・林天豪氏はこの考え方に立脚しています。
 伝統的な製法ですと、発酵・焙煎が強めの熟焙タイプとなりますので、昔ながらのウーロン茶の風味に近い味わいで、今の台湾でポピュラーな清香タイプのウーロン茶とは趣を異にする味わいです。

 
 
2.凍頂山の産地で採れた茶葉を用いた、同じく伝統的な風味のウーロン茶

 
 製法は1.と同じですが、凍頂山エリアの産地で採れた茶葉を用いたものだけが凍頂烏龍茶だという考え方です。焙煎はやや軽めとなります。
 当店では「凍頂山脈で育まれた凍頂烏龍茶」を販売しています。これは元々凍頂山麓の麒麟潭という湖の湖畔に店を構えていて、今は標高1100mの高原地帯、渓頭に店を構える茶師・張さんから仕入れています。

 
 
3.製法や風味にかかわらず凍頂山のある南投県鹿谷郷近辺で採れた茶葉を使ったウーロン茶

 
 軽発酵・軽焙煎の清香タイプのウーロン茶であっても、鹿谷郷近辺で採れた茶葉を使っている場合、知名度の高い凍頂烏龍茶にあやかって、そう名付けられるケースもあります。
 台湾では緑茶に近いすっきりした清香タイプのお茶がポピュラーですので、そのイメージの台湾茶を凍頂烏龍茶だと思っている人が、1.や2.の定義に則った凍頂烏龍茶を飲むと、「凍頂烏龍茶と違う」と感じてしまわれることがあります。

 
 
 どれが正しい、間違っているということを申し上げても意味ないと思います。それぞれの定義で「これが凍頂烏龍茶だ」と思っている人たちが沢山いらっしゃるわけですから。

 
 おすすめしたいのは、まず、1の定義の凍頂烏龍茶を飲んでいただいて、しっかり発酵焙煎させた風味のお茶がお気に召すかどうか、試していただくことです。お気に召せば、次に2の定義の凍頂烏龍茶をお試しになるとよいでしょう。お気に召さなかったら、今度は清香タイプのお茶をお試しになることをおすすめします。

 
 ぜひ、台湾茶の魅力に触れてみてください。


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