台湾茶 その魅力 おいしさをお伝えしたいから(1)

こんにちは、台湾茶専門店フォルモサの風、店長の岸本です。

私がなぜ台湾茶の専門店を始めようと思ったのか、
どうして台湾茶をおすすめしたいのか、
台湾茶への思いをお伝えしたいと思います。

 
以前、某ネットメディアでのインタビュー記事ですが、台湾茶がなぜおすすめなのか、
ご理解いただくのに格好のコンテンツなので、ご紹介します。
 

 
台湾茶に魅せられて ~台湾茶を日本の食文化に根づかせたい~ (上)

 

 
 仕事柄長年日常的に飲んでいた中国茶とは違う、初めて飲んだ本物の台湾茶の美味しさに感動。
すっかり虜になって、その美味しさを独り占めはできないと、日本に本物の台湾茶の魅力を広める決意をされた台湾茶専門店フォルモサの風の岸本 保店長にお話を伺いました。
 
 

 
台湾駐在で出会った台湾茶の魅力
 

 
――岸本さんが台湾茶に出会われた(扱うようになった)きっかけは何ですか。
 
岸本 保(以降、岸本と表記): 二十数年間中国関係の貿易の仕事をしていまして、中国の上海に七年間駐在していました。
毎日中国茶を飲んでいましたが、さほど美味しいと感じることはありませんでした。
その後、台湾に駐在する機会があって、そこで飲んだお茶が別次元的に美味しかったのが始まりです。

 

中国大陸のお茶は、上海の戦前からの老舗で買った高級品でも“こんなものなんだ”、という味でしたが、台湾のお茶は大変美味しくて、お土産に持って帰るとみんな美味しいと言って、日常的に飲み続けてくれるんです。
 
中国大陸と日本では水の違いがあるから、同じお茶を飲んでも味は違ってしまうという話があります。
台湾のお茶は、日本の水で飲んでも普通に飲んで美味しかった。
だから、日本人が日本で飲んで美味しいお茶が台湾にはあることを知ってほしいと思って扱うことにしました。

 
――岸本さんはご自分で足を運んでお茶を選ばれているとのことですが、そこまでされる台湾茶の魅力は何ですか。
 

岸本: 台湾茶の産地は、烏龍茶の産地として有名な中国福建省と緯度としては近いのですが、福建省よりもいい環境で栽培されています。
台湾は島国で、しかも高い山がたくさんあります。
お茶の産地も標高が高いので、海からの風が山を駆け上がり、午後になると茶畑は霧に包まれます。
この霧に茶葉が包まれることで、南国の強い日光が遮られ、旨みが葉に凝縮されて良いお茶が育ちます。

 
中国大陸の産地の標高は意外と低くて、福建省の有名どころでもせいぜい200~300m程度ですが、台湾では高山茶といって、標高800m以上の高地で栽培されていることが多いです。
標高の低い中国大陸の茶畑では虫がたくさん発生しますが、台湾では標高が高く虫が少ないので農薬も少なくて済みます。

 

また、茶畑の標高差は紫外線を浴びる量の差にもつながります。
紫外線によって、カテキンなどのポリフェノールが生成されますが、標高200mと1200mとでは紫外線の量が10%も違います。
それだけたくさんのポリフェノールができますので、台湾茶は品質的に中国茶より良くて、健康にも良いお茶が栽培される条件が揃っているんです。
 
例外的には、東方美人というお茶があります。
東方美人は、英国の女王が好んで飲み、そう呼んだという伝承から「オリエンタルビューティー」と呼ばれています。
このお茶は高地ではなく低地で無農薬栽培されています。
 

なぜなら、ウンカという虫(中国名:小緑葉蟬、学名:チャノミドリヒメヨコバイ、Jacobiasca formosana)が茶葉を噛む刺激によって、茶樹が自己防衛のための物質を合成するのですが、それが旨み成分と香りのもととなるのです。
だから、小緑葉蟬が生息できる標高の低い土地に無農薬で栽培されています。
大自然の摂理の妙ともいうべき、奇跡のお茶です。
 

 
次回に続く
 

 

 


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