台湾 高山茶とは

台湾茶では、産地名などの後に高山茶と続けて、○○高山茶と謳うお茶が多くあります。
私どもが扱う茶葉でも高山茶の商品が多くあります。
なぜ、台湾では高山茶というのでしょうか。高山茶の特徴は何でしょうか。
 

 

1.標高の高いところにある茶畑で採れた茶葉から作っているから

 大紅袍などで有名な中国の伝説的高級茶、武夷山岩茶が採れる福建省武夷山市は、
深山幽谷分け入って・・・というイメージとは裏腹に、大紅袍景区で標高約380m、
岩茶の母樹があるという天心岩は標高約300mほどしかありません。
 台湾の場合は、その福建省から茶樹が持ち込まれて最初に栽培された南投県鹿谷郷の
凍頂山で標高約730m、杉林渓地区だと標高1200~1600m、梨山・大禹嶺地区だと
標高2000mにもなります。
 中国大陸の多くのお茶とは違って、台湾の高山茶は圧倒的に標高の高いところで
栽培されているのです。
 

 

 
2.標高の高いところで栽培した茶葉ならではのメリットがあるから

 台湾島は福建省とほぼ同緯度ですが、標高が上がれば冬の寒さも厳しく、
空気も薄い、そんな自然環境で育った茶葉は養分がぎゅっと凝縮されて
品質が上がります。
 また、標高が高いと、大気を通過する際のオゾンによる紫外線の吸収も少なくなり、
茶葉に当たる紫外線が強くなります。山では、標高が100メートル高くなるごとに、
紫外線が1%ずつアップすると言われています。
 紫外線の影響を避けるために、茶葉はフラボノイドなどのポリフェノールを含んでいます。
山では紫外線量が多いので、茶葉に含まれるポリフェノールの量も増加します。
 また、平地で茶を栽培するには虫害対策が欠かせませんが、標高700~800m以上に
なると害虫の棲息数が減るので、茶畑に散布する農薬も少なくて済むようです。
 

 
 

3.すっきりした味わいの清々しいイメージから

 高山茶という名称から連想される清々しいイメージに合わせて、
また、養分が凝縮された茶葉の風味を生かすために、一般に高山茶は
清香系の発酵が浅め、焙煎が軽めのお茶に仕立てられます
 また、台湾では清香系のお茶を指して、高山茶と呼ぶこともあります。
一方、伝統的なウーロン茶の製法で、しっかり発酵させたお茶は
大陸福建省から烏龍茶が伝来して最初に栽培された土地、凍頂山の
名前にちなんで、凍頂烏龍茶と呼ばれたり、熟焙烏龍茶と呼ばれています。

 
 
 


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