台湾茶と花粉症 メチル化カテキン
年が明け、昼の時間がだんだん長くなると、
また、あの花粉症の季節が到来します。
花粉症には、お茶に多く含まれるポリフェノール類の
代表的な存在であるカテキン、
特にメチル化カテキンがよいと言われています。
お茶の中で、メチル化カテキンを多く含むといわれる品種が、
日本の品種である べにふうき(紅富貴)、
中国茶の品種である青心烏龍(別名:軟枝烏龍)、
同じく青心大冇(別名:青心仔)などです。
また、メチル化カテキンは、茶葉の発酵や焙煎によって
減ってしまいますので、メチル化カテキンをより多く摂取するには
発酵・焙煎を抑えた製法のお茶が好適です。
べにふうきは本来紅茶用に改良された品種ですが、
花粉症対策用として売られているのは緑茶です。
飲んでみると、やはり紅茶に仕立てたほうがよさそうな
味がします。
台湾茶では、青心烏龍、青心大冇、ともに中国大陸から
伝来して、各地で栽培されています。
青心烏龍は、凍頂烏龍茶や清香烏龍茶(高山茶)によく
使われています。青心大冇は東方美人茶に使われています。
発酵・焙煎を抑えた製法のお茶がよいので、おすすめなのは
凍頂烏龍茶よりも、清香系の軽発酵で浅い焙煎の烏龍茶です。
当店のカテゴリーで言えば、清香烏龍茶・高山茶 が
おすすめです。