台湾の人はとっても親切 (1)  台中 宝覚禅寺

 
 台湾に行って、印象的だったのは、まず台湾茶がすごくおいしいということ、だから、このお店を開いたのですが。次は、意外と日本に似たところがあって、違和感が少ないこと。そして、台湾の地で過ごすうちに分かったのが、台湾の人はとっても親切だということです。

 
 自分が体験したエピソードをご紹介しましょう。 

 
 台中市の合弁会社に出向することが決まり、その準備で台中に2週間ほど出張したときのことです。途中の土日はオフなので、泊まっているホテルでレンタル自転車を借りて、台中の街中を見て回ることにしました。

 
 その頃はいつも定期券のパスケースをシャツの胸ポケットに入れてたので、そのときも何の気なしに胸ポケットにパスケースを入れたまま、自転車にまたがり出かけました。暑い昼間は避けて夕方に出かけたので、主な観光スポットをさらっと回るだけのつもりでした。

 
 地図で見て、ホテルからあまり遠くない宝覚禅寺というお寺から回ることにしました。このお寺には戦前台湾の地で亡くなった日本人が祀られているなど、日本にもゆかりの深いところです。

 
台湾 台中 宝覚禅寺の弥勒菩薩像
 特徴は、道路からも大きく見える金色の仏像です。ルックスから布袋様といわれることもありますが、弥勒菩薩のようです。

 
 さて、お寺の境内の駐車場の一角に自転車を停め、お参りすることにしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  台湾 台中 宝覚禅寺 本堂

 本堂は、昔のお堂を保護するために、一回り大きな建物をかぶせるように建てています。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
台湾 台中市 宝覚禅寺 弥勒菩薩像 
 外から見えた黄金仏は、きれいな庭園の中に鎮座しています。仏様の左足は立膝をしておられるんですね。写真では大きさが分かりにくいですが、下の黒い台座が人の背丈ぐらいあると考えてください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 お参りを終えて、また自転車に乗り、その後は、旧台中市政府の建物(市役所ですね)や台鉄の台中駅を見て回り、2時間ほどでホテルに戻りました。

 
 ルームキーをピックアップしようと、フロントに立ち寄ると、「貴重品を落としたでしょう、届いてます」と声をかけられました。そして、手渡され現物をみて、初めてパスケースを落としていたことに気づきました。

 
 お寺の駐車場に自転車を停めた際に、前かがみになったのでしょう。胸のポケットからパスケースを落としてしまっていたのです。それをたまたま日本人団体客を引率していた台北の旅行会社のガイドさんが見つけて拾い、届けてくれたのでした。

 
 とはいっても、パスケースには宿泊先のホテルの情報が分かるようなものは何も入っていません。ただ、その出張で会った台湾の人の名刺を中に入れてたので、そこに問い合わせの電話をしてくれたようです。そして、その相手から「あそこの合弁会社に来ていた日本から出張者だ」と教えてもらって、今度は合弁会社のほうにも連絡をとってくれたようです。それで、宿泊先のホテルが分かり、届けてくれたのです。

 
 合弁会社の人たちも、パスケースだけ落ちていたという話を聞いて、不慮の事故に遭ったのではないかと心配して、私宛にメールや電話をくれていたようです。大騒ぎになっていたのも知らぬが仏で、本人はのんびりと自転車えっちらおっちら、台中観光していたわけです。

 
 そのガイドさんは名刺を残していかれたので、その日はもう連絡が取れませんでしたが、後日名刺の電話番号に電話して、丁重にお礼を申し上げておきました。日本だったら、拾っても交番とかに届けて終わりですね。それを見ず知らずの日本人のために、わざわざ本人の宿泊先を探り当てて、そこまで届けてくれたのです。

 
 すがすがしい思いにつつまれて、ホテルの部屋ですすった台湾茶、清香烏龍茶のおいしさは一層深いものとなりました。台湾の人って、本当に親切なんだなぁ、としみじみ感じたエピソードでした。

 
 
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