地震お見舞い申し上げます。地震と台湾高山茶

 本日6月18日朝、大阪府北部を中心とした地域に、最大震度6弱の強い揺れを伴う地震が発生しました。今回の地震で被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。皆さまのご無事を心よりお祈り申し上げます。

 
 
台湾も日本と同じ地震国

 
 このように日本は世界でも稀な地震の多い国ですが、台湾もやはり環太平洋造山帯に位置して、九州程度の大きさの島に3000m級の山々が連なっていることでもお察しいただけるように、地震の多い国です。

 
 台湾は、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートが東西方向にぶつかり合うことで圧縮されて、島の中央を南北に走る中央山脈が形成されたのですが、台湾の地震もこのプレート同志がぶつかり合う運動によって引き起こされると言われています。

  
 
 

921台湾中部大地震

 台湾における20世紀最大の地震は、世紀末も近い1999年に起きた921台湾中部大地震です。9月21日未明、現地時間午前1時47分に、南投県集集鎮(ジージーチェン)を震央として、発生したマグニチュード7.6、最大震度7(集集鎮で観測)の地震です。

 
台湾茶の故郷 南投県 集集駅

 
 台鉄集集線の集集駅、921地震でもっとも揺れがひどかったエリアの付近です。(2011年撮影)

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 南投県は台中市の南東に接しており、台中市もかなりの被害を受けました。自分が台中に駐在したのはだいぶ後の2011年でしたが、日本人在住者のなかには、921大地震を経験した人がまだいらっしゃって、当時の話をうかがうこともできました。日本人会の婦人部が邦人連絡網をしっかり作っておられたので、台中では邦人の安否確認がとてもスムーズに出来たのだそうです。

 
 
 

地震の記憶は風化させない

 
 台湾では、地震の記憶を風化させないよう、また次世代を担う子供たちに地震の恐ろしさを学ばせる目的で公園やモニュメントとして、地震の被害を受けた建物などを残しています。

 
 台中の市街地の東のはずれにサイクリングで出かけたとき、かつての中学校の校舎が倒壊したあとを、地震で出来た断層のようすなどとともに、展示している和平里921地震公園というところがあり、見学しました。

 

 
台湾 東豊サイクリングロード 廃線跡の曲がったレール

 
 また、台鉄の廃線跡を利用した東豊グリーンバイクウェイというサイクリングロードを走ったときは、地震でぐにゃりと曲がり、また折れたレール、それと枕木が当時のまま残されていて、921大地震のすさまじさがしのばれました。

 
 
 
 

 
 

プレートの衝突がもたらす恵み 

 ユーラシアプレートとフィリピン海プレートのぶつかり合いは、台湾におそろしい地震ももたらしますが、同時にいろんな恵みももたらしています。温泉もそうですし、台湾高山茶もそのひとつです。

 
 プレートのぶつかり合いで海抜の高い高山地帯が形成され、それがお茶の栽培に非常に適した土地となっています。ウーロン茶の故郷、中国福建省の茶どころはせいぜい海抜数百メートルですが、台湾高山茶の産地は海抜1千メートル以上、2千メートルを超える天空の茶畑もあります。

 
 高山の厳しい気候に耐えて育った高山茶の茶葉は滋味をたくわえ、すがすがしい香りをもたらします。その特徴を生かすべく、伝統的な製法よりもむしろ軽発酵・軽焙煎で茶葉本来の風味を引き出した清香タイプの烏龍茶が、台湾では発達しました。台湾高山茶、清香タイプのウーロン茶と呼ばれるお茶です。

 
 標高2200mの天空の茶畑からお届けする大禹嶺茶、杉林渓では一番の産地、龍鳳峡(標高1700-1800m)で採れた龍鳳峡烏龍茶など、当店では台湾高山茶を各種取り揃えております。清香タイプの高山茶をぜひお楽しみください。

 
 それでは、関西方面の皆さま、どうぞお疲れが出ませんように、一日も早い復旧をお祈りいたします。

 
 

 


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